2013年10月04日

おせっかい

この春から新たなチーム編成のもと、新たな人材と、そして新たなリーダーたちが稼働している。

ついこの間まで子どもにしか見えなかった社員たちが、輝いた顔で新人育成に励み、リーダーという仕事を心から楽しんでいる。

ふと、新米リーダーたちのデスクに目をやるとマネージメント本や人材育成マニュアルなど、色々な参考書が並んでいた。

真剣に役割を履行しようと取り組む姿勢がいじらしいという感動と、パラパラと参考書を開きながら、借り物の知識でリーダー性を縮めて欲しくないとな、と「おせっかい」な気持ちも浮かぶ。

今流行りのマネージメント本は、「個性を伸ばす」「褒めて伸ばす」がキーワードのものが多い。ただそれが成功するには、リーダーと対象者の双方が一人前でなければ難しいでしょう。

仕事を覚えるまでは、手取り足取りしっかり仕事を叩きこんで、また仕事だけではなく、組織人としての礼儀、礼節を教えこんで、どこに行っても通用する一人前の社会人に育ててあげて欲しい。
もし、社員が他の道を選ぶことになっても、あそこの出身なら上質だと、誰もが欲しがる人材に。

今は、部下を本気で叱ることのできる上司が少なくなりました。上司が叱ってくれたことに感謝できる部下も少なくなりました。

会社組織の中にも、もっと本気で伝えたいメッセージをお互いが真正面からぶつけ合う、家族のような泥臭い関係があってもいいと思う。

昔ならどこにでもいたような、あれこれ口出しをしてくる「おせっかい」な大人がもっと居てくれていいと思う。

可能性を求めて組織を大きくしてみても、広がり故に心が届かなくなるような組織ではなんだか虚しい。

新米リーダーたちのこれからを、多少の「おせっかい」を絡めながら見守ってあげたいと思います^^



Posted by ちょこばなな at 15:06